西へ行った弟くんと東へ行った兄さん

最近ゼミの関係でおとぎ話や童話を読むことが多いのですが、その中で一際面白いなと感じたのがこの『二人兄弟』です。
話が盛りだくさんなんですこのお話…
黄金の鳥を食べて金貨は出るわ、親に見放され狩人に育てられるわ、動物たちがわんさかついてくるわ、竜を倒して姫と結婚するわ…ここで終わりかと思いきや魔女に石にされるわ、最終的に魔女を倒すわ、で盛りだくさん（笑）
で、このお話のお供のうさぎさんが大変チート。ご主人を生き返らせるための草の根とやらを知っている上に、片道200時間かかるところを24時間で取って戻ってくるという…うさぎさん…
そして、「生き返らせる」といった部分でお分かりのように、兄弟2人とも死んでいる…。しかも兄は弟の嫉妬で殺されてるし…
気になる方はぜひ読んでいただきたい。短い話なのですぐ読めますよ！
弟くんもなかなか可愛いものですが、ぜひ兄さんの魅力に誘いこまれるがいいです（え？）
そして描くのです。二人兄弟を絵にするのです。そして私に見せるのです。
誰か…誰か描いてください。ほんとにお願いします…

そして、あともう少しだけお話を…
再びおとぎ話の話に戻りますが、前何かの本で読んだおとぎ話なんですが、しゃれこうべが「へい！兄弟！俺もつれっててくれよ！」とかなんとか言いつつ、とある男性についていくとかいう話を読んだんですが…なんか可愛いと思ってしまいました（笑）
その話の上では、しゃれこうべは「悪」的存在であり、頭だけでごろごろ動いてることもあって人をゾッとさせる要素なんですが…なんだろうホラー映画の観すぎかな？

おとぎ話や童話って現実的に考えると、そんなんありかよと思える話がたくさんありますが、色々深読みしていくと様々な教訓や無意識の世界について知れて面白いです。
ということで、まずはじめに『二人兄弟』を読んでみては？（結局そこに戻る）